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【台湾】楽天国際商業銀行、営業ライセンスを取得[金融](2020/12/10)

台湾金融監督管理委員会(金管会)は8日、楽天銀行や楽天カードなどが出資するインターネット専業銀行の楽天国際商業銀行に営業ライセンスを交付したと発表した。台湾でネット専業銀行の営業ライセンスを取得するのは同行が初めて。中央通信社などによると、楽天国際商業銀行は年内の開業を目指している。

楽天国際商業銀行の簡明仁董事長によると、開業当初は預金や振り込み、小口融資(マイクロファイナンス)といった業務を手掛ける予定。開業から3カ月後に住宅ローン、半年後から法人向け融資をそれぞれ始める。

現在の従業員数は約130人で、開業時には160人体制とする方針。開業3年目からの黒字化を目標に掲げる。

金管会は2019年7月、楽天国際商業銀行、台湾でLINEを展開する台湾連線(LINE台湾)の金融子会社などが出資する連線商業銀行(LINEバンク)、台湾通信最大手の中華電信などが出資する将来商業銀行にネット専業銀行の事業認可を付与。LINEバンクと将来商業銀行も開業に向け、営業ライセンスの取得に動いている。

楽天国際商業銀行には楽天子会社の楽天銀行と楽天カード、台湾の中堅金融持ち株の国票金融控股(IBFフィナンシャル・ホールディングス、国票金)が出資する。

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