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【インドネシア】モバイルバンキング利用急増、年末にも期待[金融](2020/12/11)

新型コロナウイルスの感染拡大を機に、インドネシアでモバイルバンキングの増加が顕著になっている。今後、消費が盛んになる年末年始の休暇に向けて、さらに利用の増加が見込まれている。

民間銀行最大手バンク・セントラル・アジア(BCA)によると、1~9月のモバイルバンキングの取引額は、前年同期比28%増の1,891兆ルピア(約14兆円)に達した。7~9月の取引件数も、前年同期比62%増の17億件と大幅に上昇している。1日当たりのオンライン口座の開設数も、1~9月で約3.3倍になった。

国営バンクネガラインドネシア(BNI)は、1~9月のモバイルバンキングの利用額が335兆ルピアだった。7~9月の取引件数は前年同期比49%増の7,900万件。

8日付コンタンによると、国営バンク・ラクヤット・インドネシア(BRI)のインドラ・ウトヨ取締役(デジタル・情報技術・運用担当)は「11月のモバイルバンキングの取引額が、前年同月比の5倍になった」と述べた。例年、休暇シーズンの年末は通常の20%程度、取引が増える傾向にあることから、モバイルバンキングのさらなる利用の増加に期待を示した。

インドネシア・インターネット・プロバイダー協会(APJII)が6月に全国で実施した調査では、モバイル端末を毎日使用すると回答した人の割合は95.4%。「モバイルバンキングを利用したことがない」「モバイルバンキングの登録をしていない」と回答した割合は、合わせて78.7%だった。

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