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【インドネシア】グラブ、バリでホンダの電動バイク運用[運輸](2020/11/27)

グラブ・インドネシアはバリで電動バイクの運用を開始した(同社提供)

グラブ・インドネシアはバリで電動バイクの運用を開始した(同社提供)

シンガポール系配車サービス大手グラブ・インドネシアは26日、バリ州で電動バイク30台と、着脱式バッテリー交換所7カ所の運用を開始したと発表した。ホンダとパナソニックなどが国内で実施している実証実験の一環。これによりグラブがインドネシアで運用する電動車は計5,000台に達した。

フードデリバリーサービス「グラブフード」の運転手向けに、ホンダの電動スクーター「PCXエレクトリック」を提供する。国営電力PLNや国営質店プガダイアンが協力する。

ホンダやパナソニックは2019年8月、西ジャワ州バンドン市で電動スクーター用着脱式バッテリーの共用に関する実証研究を始めた。バリ州でも昨年中に開始する予定だったが、新型コロナウイルスの影響などで開始時期がずれ込んだ。当初の実施期間は今年末までだが延長を検討している。ホンダはタイやフィリピンでもPCXエレクトリックを利用した実証実験を行った実績がある。

グラブ・インドネシアはこれまでに現代自動車や台湾二輪車最大手の光陽工業(キムコ)、地場電動バイク「Viar(フィアル)」、電動自転車「SELIS(セリス)」などと提携。運用する電気自動車(EV)や電動バイク、電気自動車、電動キックスケーターを合わせると計5,000台に上る。9月に実施した社内調査では、燃料コストを削減できたことで、電動車を利用するグラブの運転手のうち7割は所得が向上したという。

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