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【インド】太陽光入札、関心高く売電価格が最低値更新[公益](2020/11/25)

インド太陽エネルギー公社(SECI)が先ごろ行った西部ラジャスタン州での太陽光発電所の入札で、1キロワット時(kWh)当たりの売電価格が2.00ルピー(約2.82円)と過去最低値を記録した。ラジャスタン州の配電会社が電力購入に同意済みであるため関心が高かったようで、出力107万キロワット(kW)に対して570万kWの応札があったという。エコノミック・タイムズ(電子版)などが23日に伝えた。

シンガポール政府系コングロマリット(複合企業)のセムコープ・インダストリーズの傘下企業とサウジアラビアの財閥アル・ジョマイの傘下企業が1kWh当たり2.00ルピーで応札し、それぞれ40万kWと20万kWを落札した。残り47万kWは1kWh当たり2.01ルピーで火力発電公社(NTPC)が権利を得た。

今回落札された107万kWは送電網に接続され、配電会社のラジャスタン・ウルジャ・ビカス・ニガムが電力を購入することが決まっている。専門家は応札が活発だった理由について、「太陽光発電に風力発電や蓄電を組み合わせた複合事業よりも、(今回のような)実施が容易でシンプルな太陽光発電事業を開発業者は好む」との見方を示している。

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