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【カンボジア】コロナ第2波、飲食・観光業界に警戒感[経済](2020/11/12)

カンボジアで新型コロナウイルスの感染者が300人を超えたことを受け、「第2波」が国内経済に与える影響を懸念する声が高まっている。既に営業停止を決めた飲食店も出ているようだ。クメール・タイムズ(電子版)が11日に伝えた。

カンボジア旅行代理店協会(CATA)のチャイ・シブリン会長は、「年末に向けてさまざまな観光行事が予定される中、新型コロナの感染者が増加すれば、観光業界の経営環境は再び悪化する」と予想。映画館やカラオケ店の閉鎖命令などで、失業者が増加することに懸念を示した。

首都プノンペンのレストラン店主は、「過去数カ月間で徐々に客足が戻りつつあったが、再び1カ月の営業停止を決めた」とコメント。新型コロナの感染が再び拡大することに危機感を表明した。

一方で第2波の影響を楽観視する声も出ている。「パークカフェ」をチェーン展開するヘン・センリー社長は「政府の適切な対策などで新型コロナの感染は制御下にあるため、第2波は抑制可能ではないか」と予想。売上高はやや減少傾向にあるが、「現時点で新型コロナの影響と断定するのは時期尚早」と述べた。

11日発表時点で、国内の新型コロナ感染者は301人。4日に米国から韓国・ソウル経由で入国した米国人女性(35)の陽性が確認された。

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