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【台湾】「ビジネス・バブル」、1例目を承認[経済](2020/11/12)

台湾経済部(経済産業省)の王美花部長(経産相)は10日、ビジネス目的の訪台者に対する検疫措置を条件付きで緩和する枠組み「ビジネス・バブル」について、1例目を承認したと明らかにした。米国の大手電子メーカーから数人が訪台し、3日間滞在する見通し。11日付経済日報が伝えた。

企業名や訪台日程は明らかにしていない。

ビジネス・バブルは「大口の購買」「台湾での大型投資」「ビジネス上の契約履行」の3分野に関わる人員の訪台を優先的に開放。経済部が個別の案件ごとに審査し、衛生福利部(衛生省)の中央流行疫情指揮中心に訪台申請を出す流れとなる。

経済部の高官によると、1例目は「台湾での大型投資」に該当する企業で、経営幹部クラスの人員が訪台する。訪台前後に新型コロナウイルスの検査は受けるものの、入境後の隔離は免除されるという。全行程に経済部の人員が同行する。

王部長は、「ビジネス・バブルの適用には、『必要性』『切迫性』『非代替性』『台湾経済への大きな貢献』の4つを満たしていることが条件」と強調した。

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