【シンガポール】JR東、訪日喚起のオンラインイベント開催[観光](2020/11/12)
JR東日本シンガポール事務所は、日本や鉄道をテーマにしたオンラインイベントを開催する。新型コロナウイルスの影響で訪日旅行が制限される中、海外に向けて継続的に日本の地域情報を発信するのが狙いだ。
大型オンラインイベントを11月20~22日、27~28日の2回に分けて開催する。海外在住者がオンラインで気軽に日本を体験できるようにする。日本政府観光局(JNTO)が後援する。
日本とライブ中継で観光地を紹介するバーチャルトリップを実施。日本の地域産品などを参加者に配送し、実際に試食試飲してもらいながら紹介する体験型オンラインワークショップも開催するほか、オンライン上で観光相談ができるブースを用意する。
シンガポール在住者以外も視聴は可能だが、配送範囲は同国内のみとなっている。参加費は原則無料、人数制限は設けない。ただ事前に商品を配送するウェビナー(オンライン上のセミナー)など一部では参加費が発生したり、人数を制限したりするプログラムもある。
静岡県東南アジア事務所、愛媛県、香川県観光協会、沖縄県といった地方自治体のほか、日本航空、旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)シンガポール支店、アルピコホールディングス(長野県松本市)、JR北海道、JR九州などが出展する。
JR東日本シンガポール事務所の保屋野悠氏は、NNAに対し「コロナ禍のさなかでも、多くのシンガポール人から、訪日旅行や日本の特産品に興味があるという声をいただいている。実際の旅行や屋外イベントの開催は困難な状態だが、引き続きオンラインで情報を発信することで、訪日需要の喚起につなげたい」と意気込みを語った。