【香港】旅行大手の縦横遊、中間期の売上高98.6%減[観光](2020/11/17)
香港の大手旅行会社、縦横遊控股(WWPKGホールディングス)はこのほど、2020年9月中間期決算の売上高が前年同期比98.6%減の177万HKドル(約2,340万円)に落ち込んだと発表した。新型コロナウイルスの影響で全てのツアーを中止または一時停止したことが響いた。
売上高のうち、主力のパッケージツアーによる売り上げは99.8%減り、わずか20万HKドルだった。純損益は1,060万HKドルの赤字。コスト削減策により、赤字額は前年同期の1,095万HKドルから縮小した。
同社は、新型コロナが観光を含むさまざまな産業に重大な影響を及ぼしていると指摘。航空会社の多くが旅客便の運航を制限しており、消費者の観光旅行の意欲も低迷していると説明した。同社の売り上げの大半は海外ツアーの提供によるものであることから、同社の第3四半期に当たる10~12月期の業績に大きなマイナスの影響が及ぶ可能性があるとの見方を示した。