【香港】金管局、グリーン金融推進へIFCと新協定[金融](2020/11/11)
香港金融管理局(HKMA)は9日、世界銀行グループの国際金融公社(IFC)と新たな協定を結び、IFCが主導する「グリーン商業銀行同盟」をアジアで協力して推進していくことで合意した。同盟に加わる民間銀行を広げることで、環境負荷の少ない事業に資金を投じる「グリーンファイナンス」の発展を目指す。
向こう5年でアジア各地の金融機関や銀行業界団体、研究機関、専門家に加盟を呼び掛け、グリーンファイナンスの強化や気候変動を巡る投資を促していく。銀行がグリーンファイナンスを中核事業に位置付けられるよう、関連する調査や市場分析などに絡む実践的なプログラムも実施する。
金融管理局の余偉文(エディー・ユー)総裁は「気候変動に対処するためには世界の団結が必要。IFCと共通の使命の下で、銀行の『グリーン化』を後押ししたい」と話した。