【シンガポール】DBS銀行、支店サービスをデジタル化[金融](2020/11/16)
シンガポール金融最大手のDBS銀行は、デジタルサービスに対応した支店作りに力を入れる。オンラインバンキングの利用が急増していることを受け、窓口での対面対応を維持しながらセルフサービス機能を充実させる。
支店でのサービスのデジタル化は、10月に開業した高島屋支店を皮切りに進める。向こう12~18カ月間で少なくとも3分の1の支店で実施する計画だ。
同行では送金、支払いなど通常の銀行サービスの95%以上がオンライン上で行われている。コロナ禍でソーシャルディスタンス(社会的距離)の重要性が増す中、こうした流れが加速すると見込んでいる。
これまで対面対応が中心だったキャッシュカードやデビットカードの交換などについては、セルフサービス端末で行えるようにする。一方、需要が増えているファイナンシャル・プランニングや投資関連サービスは、支店での対応を強化する。