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【中国】輸入食品包装の消毒を強化、コロナ予防で[経済](2020/11/10)

中国国務院(中央政府)は9日、低温物流で扱う輸入食品について、国内で最初に人が触れる前に、商品の包装を徹底して消毒しなければならないとするガイドラインを公布した。

山東省徳州市で7日、天津市経由で輸入した冷凍食品の包装から新型コロナウイルスを検出。関連企業の従業員を調べたところ、天津の輸入冷凍食品を扱う企業で商品の積み卸し作業員が新型コロナウイルスに感染していることが判明した。

これまでは新型コロナの感染リスクが高い国や地域から輸入される低温物流食品について、包装の消毒が求められていたが、今後は低温物流の輸入食品は全てウイルス検査と消毒を徹底する。輸入食品の安全を確保すると同時に、輸入貨物が滞留しないよう通関手続きの効率化を進めるよう求めている。

■PCR検査の質保証へ監督指針

国務院は同日、新型コロナウイルスのPCR検査を実施する検査施設の質に関するガイドラインを公布した。一部地方では検体の検査を外部機関に委託する方式をとっていることから、管理を強化する。

ガイドラインでは検査機関を選定する際、実験室や室内環境をチェックした上で委託契約を結ぶよう定めたほか、各地の衛生当局による受け入れ検査機関の調査頻度を高め、少なくとも月1回は外部精度管理調査を行うよう求めている。

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