【中国】第3回輸入博が閉幕、成約額は2.1%増[経済](2020/11/11)
上海市で5日から開催されていた輸入拡大を目的とした大型見本市「第3回中国国際輸入博覧会」が10日、閉幕した。今回の成約額は726億2,000万米ドル(約7兆6,300億円)となり、前年と比べて2.1%増加した。
輸入博の事務局である中国国際輸入博覧局の孫成海副局長が同日の会見で明らかにした。10日正午までの累計来場者数は延べ61万2,000人だった。前年の実績(延べ91万人)と比べると32.7%減ったことになる。
孫氏は「世界で新型コロナウイルスの感染拡大は収まっていないが、各方面での提携意欲は衰えていない」と指摘。今回の輸入博は新型コロナの感染対策が常態化する中で開催された中国最大規模の商談会イベントとして、中国の感染対策や経済・社会的発展における大きな成果を示したと語った。
来年の第4回開催も決まっており、既に数百社が出展を申し込んでいるという。