【ベトナム】ＪＦＥエンジ、南部の水供給会社に４％出資［公益］（2020/11/09）

ＪＦＥエンジニアリングは６日、ベトナムで水供給・環境事業を手掛けるビンズオン上下水道・環境社（ＢＩＷＡＳＥ、本拠・南部ビンズオン省）の株式3.87％を取得したと発表した。ベトナム企業への出資は初めて。ＪＦＥエンジは同国の水関連の設計・調達・建設（ＥＰＣ）で実績があり、ＢＩＷＡＳＥと協力して開発を推進していく。

ＢＩＷＡＳＥへの出資とともに、業務提携基本合意書を交わした。同社は浄水場８カ所を保有し、１日当たりの造水量は計39万6,500立方メートルで国内５位。ほか、１日当たりの処理能力3,000トンの廃棄物処理場１カ所を有する。

ＪＦＥエンジは、ＢＩＷＡＳＥの浄水場の拡張のほか、下水処理場や廃棄物リサイクル・処理事業の開発や運転・保守（Ｏ＆Ｍ）案件の受注に向けて同社と協力していく。

ＪＦＥエンジは、ベトナムの首都ハノイのエンサ下水処理場、ホアラック下水処理場などでＥＰＣで実績がある。１日当たりの処理能力はそれぞれ27万立方メートル、３万6,000立方メートル。エンサは建設中で、ホアラックは今年５月に完成した。