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【インド】独BASF、化学施設の建設計画を棚上げ[化学](2020/11/09)

ドイツの化学大手BASFは5日、インド西部グジャラート州ムンドラ港に複合化学施設を建設する計画を棚上げしたと発表した。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界大流行)を受けた措置。

BASFは2019年10月、インドの複合企業(コングロマリット)アダニ・グループ、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油(ADNOC)、オーストリアの石油化学企業ボレアリスの計4社で覚書を締結。複合化学施設の建設に向けた事業化調査を共同で進めてきた。

4社は新型コロナの感染拡大により世界経済の不確実性が高いことから、投資のタイミングを見直す。ただ、インド市場のファンダメンタルズ(基礎的条件)は引き続き強固だとみており、定期的に市場状況を調査し、再開の可能性を検討する考えだ。

複合化学施設には、プロパン脱水素(PDH)装置を備えたプロピレン製造設備などが含まれる。

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