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【台湾】台北アンバサダー、老朽化で建て替えへ[観光](2020/11/05)

ホテル運営大手の国賓大飯店(アンバサダーホテル)は3日の董事会(取締役会)で、老舗ホテル「台北国賓大飯店(台北アンバサダーホテル)」の建て替えを決めた。聯合報などによると、年内に設計図案をまとめ、老朽化物件の建て替えを後押しする「都市危険及老旧建築物加速重建条例(危老条例)」の適用を求め当局に申請する。

台北アンバサダーホテルは、台湾初となる民営の5つ星ホテルとして1964年に開業した。17階建てで、客室数は400室以上。レストラン格付け本「ミシュランガイド」に掲載されたステーキハウス「A Cut」など有名店を抱える。日本人の利用が多いことでも知られる。

業界関係者は台北アンバサダーの建て替えについて、「台北市内で相次ぎオープンしているホテルに比べると老朽化は否めない。観光市場の回復に少なくとも2~3年を要する業界の現状を考えると、妥当な判断だ」との見方を示した。

有名ホテルによる危老条例の申請は、台北市の「六福客桟(レオフー・ホテル)」に次いで2軒目。

危老条例が適用されると、建築容積率の割増し、高さ・建ぺい率の規制緩和、税減免といった優遇措置を受けることができる。

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