【タイ】ＷＨＡＵＰ、ＭＧ工場で太陽光発電を開始［公益］（2020/11/04）

ＳＡＩＣモーター・ＣＰの工場の駐車場に設置された太陽光発電パネル＝タイ・チョンブリ県（ＷＨＡＵＰ提供）

タイで水供給・発電事業などを手掛けるＷＨＡユーティリティーズ・アンド・パワー（ＷＨＡＵＰ）は２日、東部チョンブリ県のＳＡＩＣモーター・ＣＰ（上汽正大）の自動車組立工場で進めてきた太陽光発電パネルの設置工事が完了し、10月初めに商業発電を開始したと発表した。

ＷＨＡイースタンシーボード工業団地２にある工場の駐車場（駐車可能台数2,000台）の屋根に１億7,500万バーツ（約５億9,000万円）を投じて面積３万1,000平方メートル、発電容量4,880キロワット（ｋＷ）の太陽光発電パネルを設置した。ＷＨＡＵＰによると、駐車場の太陽光発電事業としては国内最大規模という。

ニポン最高経営責任者（ＣＥＯ）によると、同社は現在、計42件・総発電容量４万8,000ｋＷの屋根設置型の太陽光発電事業を進めている。このうち、３万ｋＷは親会社のＷＨＡコーポレーションが運営する工業団地・倉庫、１万8,000ｋＷが外部の企業の施設を活用している。このほか、４～５カ所で新たな太陽光発電パネルの設置に向けた契約手続きを進めており、総発電容量は年内に５万ｋＷに達する見込みという。

ＳＡＩＣモーター・ＣＰは、中国の自動車最大手、上海汽車集団（上汽集団、ＳＡＩＣモーター）とタイの大手財閥チャロン・ポカパン（ＣＰ）グループとの合弁会社で、「ＭＧ（名爵）」ブランドの乗用車を生産している。