【香港】9月のマカオ訪問団体客、6カ月連続ゼロ[観光](2020/11/04)
マカオ政府統計局はこのほど、9月にマカオを団体旅行で訪れた旅客はゼロだったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う入境規制の影響で、訪問ゼロは6カ月連続。1~9月累計では、前年同期比96.3%減の延べ25万3,100人だった。
ホテル(ゲストハウス含む)の平均客室稼働率は前年同月比67.9ポイント低下の16.7%。等級別では、5つ星ホテルが73.3ポイント低下の13.7%と最大のマイナス幅を記録。4つ星ホテルが61.4ポイント低下の21.8%、3つ星ホテルが60.0ポイント低下の25.0%などとなった。
旅客による消費拡大が見込める宿泊客数は全体で81.0%減の21万2,200人。9月23日から中国本土全域の住民を対象にマカオへの訪問が認められたため、本土からが13万1,100人(全体の6割超)と前月の約3倍に増加。前年同月比では82.6%減となった。地元客は前月比49.1%減(前年同月比25.4%増)の6万3,100人。香港からは前年同月比92.6%減の1万1,300人だった。全体の平均宿泊日数は横ばいの1.5日だった。
1~9月の宿泊客数は前年同期比77.4%減の237万8,700人、平均客室稼働率は68.0ポイント低下の22.8%となった。
9月に営業したホテル・ゲストハウスの総数は117軒で、前年同月比4軒減。利用可能な客室数は9.9%減の3万4,700室だった。新型コロナの医療観察のため転用された宿泊施設は統計の数字に含まれていない。