【ベトナム】日系2社、ベトナム行き特別便12月も10便[運輸](2020/11/02)
日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)は、11月に続き、12月も東京からベトナム二大都市(ハノイ、ホーチミン市)への特別便を計10便運航する。ベトナム政府は、冬に新型コロナウイルス感染症が再流行することを警戒し、定期便の再開に慎重になっている。ANAは、来年1月の特別便の日程も公表している。
12月は、ハノイ到着便は6便(JAL2便、ANA4便)、ホーチミン市到着便は4便(各社2便)が予定される。運航の成立条件は乗客10人以上で、ベトナム政府の指示により日本人など外国人が対象。ベトナム人の帰国のための搭乗はできない。
特別便の運航は、日本からベトナム行きの定期便が運航できない状況が続くことを前提としている。定期便が再開された場合、両社ともに特別便の予約を無料で取り消しすることなどで対応する。渡航に向けては、隔離ホテルの手配や陰性証明書などが必要で、入念な準備が必要となる。
■ANA、1月は7便運航
特別便の運航はANAの便数が比較的多く、同社は来年1月には7便を運航する予定だ。成田発ハノイ行きは4本で12月と同じで、羽田発ホーチミン市行きは3本に増やす。
ANAの担当者によると、同社は5月から約半年間で特別便を25便運航し、日本人企業関係者や家族1,000人以上をベトナムに特別入国させた。
JALは、来年1月以降も運航制限が継続する場合、ハノイ、ホーチミン市行きの特別便運航日をそれぞれ月2便設定するとしている。必要な手続きや最新情報などは、在ベトナム日本大使館のウェブサイト<www.vn.emb-japan.go.jp/>内の「ベトナムへの入国を希望する皆様へ」で確認できる。