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【インド】ユニクロ、オンライン販売を開始[繊維](2020/10/29)

10月1日にオープンした4号店。きょうの北部ノイダでの開業で5店舗体制となる(ユニクロ提供)

10月1日にオープンした4号店。きょうの北部ノイダでの開業で5店舗体制となる(ユニクロ提供)

カジュアル衣料販売店「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングは27日、インドでオンライン販売を開始したと発表した。特別サイトを通じて、全国の消費者にユニクロの衣料品を届ける。

ユニクロは昨年10月に首都ニューデリーで1号店を開業し、インド市場に参入した。これまでにニューデリーと北部グルガオンで3店舗を追加。きょう29日に北部ノイダで5号店をオープンするが、広報担当者によると、店舗の立地が限られていることと新型コロナウイルス感染症の流行による外出自粛を背景に「顧客から(オンライン販売に対する)多くの要望が寄せられたため、それに応える形でサービスを始めた」という。

特別サイトによるサービスは「ショップ・フロム・ホーム」と呼ばれ、フリースジャケットや「ウルトラ・ライト・ダウン」、「ヒートテック」といった人気商品を含む2万点以上のアイテムを取りそろえる。ユニクロ・インディアの清智彦・最高経営責任者(CEO)は声明で、「(サービス開始で)自宅で快適にユニクロ商品を購入してもらえるようになった。全国の1万7,000のPINコード(インドの郵便番号)の消費者に商品を届ける」とコメントした。

本社の広報担当者によると特別サイトは暫定的な取り組みで、ユニクロは今後、インドのオンライン販売を適切な形へと進化させていく計画だ。

■きょう5号店開業

ユニクロはきょう29日、ノイダの商業施設「DLFモール」で5号店を開業する。5号店は1~2階から成り、売り場面積は1万7,500平方フィート(約1,626平方メートル)となる。

ユニクロの既存4店舗は、ニューデリーの商業施設「アンビエンス・モール・バサント・クンジ」「DLFアベニュー・サケット」「ベガス・モール」と、グルガオンの商業施設「DLFサイバーハブ」にある。4号店となるベガス・モール店は今月1日にオープンした。

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