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【中国】新疆カシュガルの感染者、3日で164人[社会](2020/10/28)

新疆ウイグル自治区政府は26日夜に開いた新型コロナウイルス感染症に関する会見で、25日午後4時から26日午後4時までに、新型コロナの無症状感染者が新たに26人確認されたと発表した。カシュガル地区の無症状感染者は24日に判明した1人、25日に確認された137人と合わせて、この3日間で164人増えたことになる。

カシュガル地区疾病予防控制中心の王希江副主任によると、26人の感染者は全て同地区疏附県の居住者で、25日に判明した無症状感染者の濃厚接触者だった。王氏は「PCR検査を迅速に行っていることが、無症状の段階での早期発見につながっている」と説明した。

同地区行政公署の艾賽提・吾拉音木副秘書長は会見で「新型コロナ対策は戦時状態に入った」と宣言。164人の無症状感染者はいずれも疏附県ゼミン郷の工場を起因とする感染の可能性が高く、工場関係者以外の疑似感染者や感染者、低温物流食品、野生動物との接触はなかったという。

疏附県では26日午後4時時点で、同県の住民24万5,200人全てのPCR検査を終了している。今回判明した26人のほか、5人が再検査中で、その他は全て陰性だった。カシュガル地区では同時点で、447万1,700人の検体採取を終えており、疏附県で確認された無症状感染者以外、その他の県・市の住人は全て陰性だった。27日には同地区の全住民の検体採取は終了する見通し。

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