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【インド】映画館業界、来月前半の全面再開に期待感[媒体](2020/10/15)

インドの複合型映画館(シネマコンプレックス)運営大手PVRのサンジーブ・クマール・ビジリ共同社長は、映画館の営業再開は11月第1週までに国内全域で可能になるとの見通しを示した。中央政府はきょう15日から条件付きで映画館の営業再開を許可したが、西部マハラシュトラなど複数の州政府が、きょうからの再開は見送っている。ファイナンシャル・エクスプレス(電子版)が14日に伝えた。

インドでは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って映画館の営業が禁じられた。だが、封鎖措置は段階的に解除が進められており、中央政府は、映画館の入場者数を定員の50%に制限した上で営業の再開を認めた。PVRはきょう15日から、10州と4連邦直轄地で計496スクリーンの運営を再開する。

インドは祭事期を迎えており、例年通りであれば映画館は入場者数の増加が見込まれる。ただ、再開の是非に関する最終的な判断は州・連邦直轄地の政府に委ねられているようで、再開を認めていなかったり、態度を明確にしていなかったりする州・連邦直轄地が数多く存在する。ビジリ氏の指摘は、こういった地方政府への期待を表したものだ。

ビジリ氏は、映画館業界が感染拡大前と同水準の活気を取り戻す時期については、来年3~4月が目安になると指摘した。ただ、インドが感染の第2波に見舞われないことが前提だという。

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