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【韓国】大韓航空、コロナワクチンの輸送チーム編成[運輸](2020/10/08)

大韓航空は今後需要増が期待されるワクチンの輸送に向けた専門チームを構成した(同社提供)

大韓航空は今後需要増が期待されるワクチンの輸送に向けた専門チームを構成した(同社提供)

韓国フルサービスキャリア(FSC)の大韓航空は7日、新型コロナウイルスのワクチン完成後の輸送需要に備えて、専門の輸送チームを立ち上げたと発表した。

貨物事業本部内に特殊貨物輸送の専門家を中心に構成した。専門輸送チームは◇ワクチンの保管温度確認◇輸送時に必要な設備の確保◇出発・経由・到着地での必要施設の確保、非常事態対策◇社員教育――などワクチン輸送全般に必要な業務を担当する。

新型コロナのワクチンは世界で約100億回分が必要で、安全かつ迅速な航空輸送が求められている。国際航空運送協会(IATA)によると、全世界にワクチンを輸送するには米ボーイングの747型機基準で約8,000機が必要という。

大韓航空は2019年6月、IATAから医薬品輸送資格の「CEIV Pharma」を取得。同社は仁川空港の自社ターミナルに、約100トンの温度調整貨物の保管能力を持つ冷蔵・冷凍施設を確保している。また、21年中をめどに仁川空港第2ターミナルに新たな貨物保管施設を建てる計画だ。

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