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【マレーシア】48%が「コロナで生活大きく変化」=博報堂[社会](2020/10/07)

博報堂生活総研アセアン(タイ・バンコク)はこのほど、「新型コロナウイルスに関するアセアン生活者の意識調査」の結果を発表した。新型コロナで「自分の生活に大きく変化があった」と回答した人はマレーシアで48%と、東南アジア諸国連合(ASEAN)全体の53%を下回った。

調査は7月10~13日に、タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ベトナム、フィリピンの20~49歳の男女を対象として、1カ国300人ずつ計1,800人にインターネットを通じて行った。

自分の生活に大きく変化があったとの回答は、フィリピンが76%と突出して多く、これにインドネシア(52%)、タイ(50%)、シンガポール(49%)、マレーシア(48%)が続き、ベトナムが42%で最も少なかった。

「やや変化があった」の回答も含めた、変化を感じた人の割合は、マレーシアでは96%。東南アジア諸国連合(ASEAN)全体でも96%と、ほとんどの人の生活にコロナ禍の影響が及んでいた。

感染拡大下での不安やストレスについては、「感染第2波の発生など長期化を懸念している」との項目に「当てはまる」「やや当てはまる」と回答した人が、ASEAN全体で87%と最も高かった。次いで「経済の停滞に不安を感じる」「自分や家族の仕事・収入に不安を感じる」がそれぞれ83%、82%と高かった。

コロナ禍で変化した生活項目のうち、コロナ前の元の生活に戻りたい人の比率が最も高かった項目は「旅行・レジャー」で79%に上った。このほか、「友人・恋人関係」「子どもの教育」などもコロナ前に戻りたいと希望する人が多かった。一方、「情報収集」「健康」などは「今後も変化を受け入れたい(ニューノーマル)」と回答した人の割合が他の項目に比べて高かった。

今後活用したいテクノロジーとしては、「テレワーク」が64%と突出して多く、「スマホの接触確認アプリ」「オンラインでの家族との会話」も50%以上だった。

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