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【香港】全市民のワクチン接種、来秋見込む=専門家[社会](2020/10/12)

香港大学の袁国勇教授(微生物学科)は11日、開発が進められている新型コロナウイルスワクチンについて、香港で全市民が接種できるようになるのは来年9~10月との見通しを明らかにした。官営メディアRTHKなどが伝えた。

袁氏は、香港でのワクチン接種開始時期が来年6~7月になるとの見通しを示した上で、「市民は少なくともあと1年耐え忍ぶ必要がある」と述べ、新型コロナへの警戒を続けるよう呼び掛けた。

飲食店やバー、高齢者施設などクラスター(感染者集団)がこれまでに発生した場所での感染防止措置の重要性も強調。もし措置が不十分だった場合、「冬には数万人が新型コロナに感染し、1,000人以上が亡くなる」と警鐘を鳴らした。

政府は、全人口(約750万人)の35%分のワクチンを世界保健機関(WHO)が主導する「COVAX(コバックス)ファシリティー」を通じて購入する方針。このほか、少なくとも2種のワクチンを購入する予定で、最低でも全人口の2倍分の調達を想定している。

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