【インド】三菱電機、デリーメトロ車両の電機品受注[電機](2020/09/18)
三菱電機は16日、インド北部のデリー首都圏(NCR)を走る都市高速鉄道(メトロ)、デリーメトロ向けの車両用電機品を受注したと発表した。40編成80両分で、受注額は非公開。
防衛装備品や鉄道車両の製造を手掛ける公営BEML(旧バーラト・アース・ムーバーズ)から受注した。納入する製品は主に、現地子会社の三菱電機インドが南部ベンガルール(バンガロール)郊外ビダディに持つ工場が生産。変換装置や主電動機、補助電源装置などを本年度(2020年4月~21年3月)から21年度にかけて納入する予定。
インドは都市化が進み、主要都市ではメトロの整備が急ピッチで進んでいる。三菱電機の広報担当者は「新型コロナウイルス感染拡大の影響はあるが、中長期的にインドのメトロでさらなる需要拡大が見込まれる」と説明し、今後も新規車両用の電機品や保守需要に対応していく考えを示した。
三菱電機は、2001年にデリーメトロ向けに初めて車両用電機品を納入した。今回の受注でインドのメトロ車両用電機品の受注は累計3,002両分となり、3,000両の大台を突破した。インドのメトロ向け電機品で、シェア65%を占めるという。