【カンボジア】三菱ＵＦＪ傘下の小口金融、銀行事業に参入［金融］（2020/09/09）

三菱ＵＦＪ銀行のタイ子会社のアユタヤ銀行は８日、カンボジアの全額出資子会社でマイクロファイナンス（小口金融）大手のハッタ・カクセカー（ＨＫＬ）が、同国で商業銀行の事業免許を取得したと発表した。ＨＫＬは今後、名称を「ハッタバンク」に変更して銀行事業に参入する。

アユタヤ銀の秋田誠一郎頭取は声明で、「ハッタバンクが持つ現地市場の知見や競争力、顧客基盤などに、アユタヤ銀の事業ノウハウや強固な運営体制、管理プラットフォームを合わせて事業の相乗効果を狙いたい」と話した。同銀は、引き続き高い経済成長が見込めるＣＬＭＶ（カンボジア、ラオス、ミャンマー、べトナム）で事業拡大を図る考えという。

アユタヤ銀は2016年にＨＫＬを買収。ＨＫＬはカンボジアで26年にわたり事業を展開している。