【シンガポール】NEC、ホテルの無人チェックイン端末発売[電機](2020/08/26)

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NECのアジア統括会社NECアジア・パシフィック(本社・シンガポール)は25日、東南アジアのホテル業界向けに、顔認証システムを活用した無人チェックインシステムの販売を開始したと発表した。宿泊客とホテルスタッフの物理的接触を減らし、ホテルの新型コロナウイルス感染症対策を支援したい考えだ。

システムの名称は「モビリティー・アンマンド・チェックイン・ソリューション(MUCIS)」。顔写真の撮影やパスポートの読み取り、カードキーの発行などを行えるキオスク端末と、顔認証ソフトウエアから成る。価格はキオスク2台とソフトウエアで約400万円からだ。

将来的には、チェックイン手続きを宿泊客のスマートフォンからもできるようにする。現在はアプリの開発を進めている。

無人チェックインだけでなく、ホテル滞在中の顧客体験向上に活用してもらうことも視野に入れている。具体的には、チェックイン時に収集した顔認証情報を活用し、VIP客の判別、朝食会場での宿泊客の部屋番号の把握、宿泊客の各種施設へのアクセス管理などに役立ててもらうことを想定している。

NECアジア・パシフィックの広報担当者、橋爪伸也氏によると、既に複数のホテル運営会社と導入について商談を進めており、引き合いがある。顧客の第1号はシンガポールのホテルになる見通しという。出張者や個人観光客をメイン顧客とするホテルを中心に、需要を取り込む考え。販売目標は非公表だ。

MUCISの開発は、新型コロナ流行前の2019年から進めていた。流行を機に開発を加速し、今回の発売に至った。

NECアジア・パシフィックは、新型コロナ関連では5月にも新製品を投入していた。顔認証を用いた体温スクリーニングシステムで、利用者が端末の前で立ち止まらなくても、人物の特定と検温ができるのが特長だ。

顔認証やパスポートの読み取り、カードキーの発行などができる無人チェックインシステム(NECアジア・パシフィック提供)

顔認証やパスポートの読み取り、カードキーの発行などができる無人チェックインシステム(NECアジア・パシフィック提供)

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