【中国】ネット詐欺対策、ビッグデータを応用［ＩＴ］（2020/08/21）

中国工業情報省（工情省）は19日、インターネット利用詐欺の予防や摘発にビッグデータを応用する計画を発表した。行政と企業、あるいは企業間、当局間で連係し、詐欺行為に対抗するビッグデータの技術プラットフォームを整備する。

同省は「通信ネットワークを利用した詐欺の手法は絶えず新しくなっている」と指摘。ビッグデータを運用するシステムを構築することで、通信業界の詐欺対策を補強する必要があると説明した。

ネット詐欺の手がかりを見つけ出し、関連するＩＰアドレスやドメイン名、アプリを判別できるシステムを構築する。まずは一部の省・自治区・直轄市でプラットフォームを運用し、段階的にカバー範囲を全国へ拡大していく方針だ。