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【台湾】TSMCが益通の南科工場取得、8.6億元で[IT](2020/08/24)

ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は20日、単結晶シリコン太陽電池を生産する益通光能科技(イートンソーラーテック)が南部科学園区(南科)に持つ工場建屋と関連施設を取得したと発表した。取得額は8億6,000万台湾元(約31億円)。

工場の建物面積は1万3,133坪。工商時報によると、TSMCは取得目的について「南科での運営上の需要を満たすため」と説明した。

TSMCが南科で工場資産を取得するのは今年3回目。5月には半導体装置の家登精密工業が持つ工場資産を6億6,000万元で取得。8月12日には偏光板メーカーの力特光電科技(オプティマックス・テクノロジー)の工場資産を36億5,000万元で取得した。

TSMCは、南科に第14工場と第18工場の2つの大型ウエハー工場を所有。このうち第18工場では、第3期拡張と3ナノメートル製造プロセスの生産ラインの設置を進めており、22年に量産に入る見通し。完成後、月産能力は約9万枚に拡大する。

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