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【中国】レノボ、20年4~6月は31%増益[IT](2020/08/14)

パソコン世界大手の聯想集団(北京市、レノボ・グループ)が13日発表した2020年第1四半期(4~6月)決算は、売上高が前年同期比6.7%増の133億4,800万米ドル(約1兆4,300億円)、純利益が31.2%増の2億1,300万米ドルだった。新型コロナウイルスの感染対策を伴う「新常態」で、オンライン学習や在宅勤務、オンラインゲームなどの需要が拡大し、業績を押し上げた。

事業別の売上高は、パソコン・スマート設備・モバイル事業を統括するインテリジェント・デバイス事業群が5.2%増の117億3,600万米ドルで、同四半期の過去最高を更新。中でもパソコン・スマート設備事業は10.1%増の106億300万米ドルで、売上高全体の80%を占めた。一方、モバイル事業は中南米市場の需要減が響いて27%減の10億9,300万米ドルに落ち込んだ。

データセンター事業は18.9%増の16億1,200万米ドルとなった。中でもクラウドサービスのITインフラ施設事業が31%増と、四半期ベースで最大の伸びを記録した。

レノボは今後について、「人々の行動様式の変化による需要増で、パソコン・スマート設備事業、クラウドインフラ市場が一層拡大する」と予測。また第5世代(5G)移動通信システム向けサービスの発展も加速するとの見方を示した。

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