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【中国】テンセント、2Qは37%増益[IT](2020/08/13)

インターネットサービス大手、騰訊控股(広東省深セン市、テンセント)は12日、2020年第2四半期(4~6月)決算を発表した。純利益は前年同期比37%増の331億700万元(約5,090億円)、売上高は29%増の1,148億8,300万元だった。新型コロナウイルスの影響でいわゆる「巣ごもり消費」が盛んになり、スマートフォンアプリやオンラインゲームなどを手掛ける同社にとって追い風となった。

売上高を部門別に見ると◇会員制交流サイト(SNS)「微信(ウィーチャット)」やオンラインゲームなどの付加価値サービス:35%増の650億200万元◇電子決済サービス「微信支付(ウィーチャットペイ)」などの金融科技・企業サービス:30%増の298億6,200万元◇インターネット広告:13%増の185億5,200万元――などとなっている。

付加価値サービス部門のうち、オンラインゲームは40%増の382億8,800万元。「和平精英」や「王者栄耀」などのゲームが好調だった。

6月末時点のウィーチャットの月間アクティブユーザー数は前年同月末比7%増の12億610万人となった。

ここまで国内外で順調にユーザー数を伸ばしてきたウィーチャットだが、米国ではトランプ米大統領が6日、テンセントなどとの取引を45日後から禁じる大統領令に署名。米国でのダウンロードが禁止となる可能性が出てきた。インドでは6月下旬に発表された使用禁止となる中国系アプリにウィーチャットも含まれており、世界各地で逆風が吹き始めている。

上半期(1~6月)の売上高は前年同期比28%増の2,229億4,800万元、純利益は21%増の620億300万元だった。

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