【中国】6月の訪日中国人300人、入国制限で減少続く[観光](2020/07/16)
日本政府観光局(JNTO)は15日、6月に日本を訪れた中国人旅行客数が300人だったとの推計を発表した。前年同月比は3カ月連続で100%減となった。1~6月の累計では前年同期比77.4%減の102万2,900人にとどまっている。
新型コロナウイルス感染症の流行拡大により、観光客の渡航が実質的に不可能な状況が続いているため。中国政府は海外旅行の自粛を指示しており、日本側でも中国は検疫強化や査証(ビザ)の無効化の対象となっている。6月には日中間の直行便が月初の週9便から月末は週10便に増加したが、7月以降も大幅な運休・減便が続く。
6月の訪日外国人旅行客数は、全体でも99.9%減の2,600人となり、3カ月連続で主要22市場全てで訪日客数がゼロに近い数字となった。1~6月は394万7,000人で、前年同月に比べて76.3%減少した。