【タイ】亀田製菓が合弁設立、資本金8億円[食品](2020/07/02)
亀田製菓は1日、タイのビール大手シンハ・コーポレーションとの合弁会社「シンハ・カメダ・タイランド」を、6月29日付でバンコク東郊サムットプラカン県に設立したと発表した。資本金は2億2,876万バーツ(約7億9,500万円)で、亀田とシンハが50%ずつ出資している。
シンハがサムットプラカン県バンプリーで操業している既存のスナック工場を活用し、あられやせんべいなどの米菓を生産する。年産能力は金額ベースで約12億バーツ。製品は欧米や日本などへの輸出向けが中心となる。米ペプシコがオーストラリアで販売する商品などのOEM(相手先ブランドによる生産)拠点としても活用する。
亀田製菓は、2013年に完全子会社化したタイカメダを通じて、輸出向けの米菓を生産してきた。タイカメダの工場の生産設備が老朽化していることから、生産機能を段階的にシンハ・カメダに移管する。タイカメダは今年10~12月をめどに清算する方針だ。
亀田製菓は、5月25日に開いた19年度決算説明会でシンハ・カメダの設立を明らかにしていた。