【インド】即席麺の商品コピー訴訟、高裁が訴えを却下[食品](2020/06/23)

インドの複合企業(コングロマリット)ITCが、即席麺の商品説明に類似表現を使用したとしてスイス系食品大手マギーを訴えていた件で、マドラス高等裁判所(南部タミルナド州)はITCの訴えを退ける判決を下した。ビジネス・スタンダード(電子版)などが19日に伝えた。

同裁判は、ITCが2013年に起こしたもの。同社は10年に「イッピー!」ブランドから発売した即席麺に「マジック・マサラ」というキャッチコピーを使用。一方で即席麺ブランド「マギー」を展開するネスレは、13年に発売した商品に「マジカル・マサラ」というコピーを使った。

ITCは、マジック・マサラのコピーを使用してから3年間で12.5%の市場シェアを確保したことに言及し、ネスレは類似した表現を使用することで消費者の混乱を招き、自社製品に誘導しようとしたと主張。「マジカル・マサラ」というフレーズの使用禁止命令と損害賠償を求めていた。

マドラス高裁のサラバナン判事は今月10日に下した判決で、「マジック」「マジカル」「マサラ」は全て食品業界で一般的に使用されている単語であり、独占的な使用権は認められないとの見解を表明。さらに、イッピー!とマギーはパッケージのデザインも異なっているため、「混乱が生じるとは考えられない」と指摘し、ITCの訴えを全面的に却下した。

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