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【シンガポール】選挙運動時の集会禁止、感染予防対策で[政治](2020/06/19)

次期総選挙では、新型コロナウイルスの感染予防で選挙集会の開催が禁止される(写真は2015年9月の前回総選挙時に行われた与党・人民行動党=PAP=の選挙集会。NNA撮影)

次期総選挙では、新型コロナウイルスの感染予防で選挙集会の開催が禁止される(写真は2015年9月の前回総選挙時に行われた与党・人民行動党=PAP=の選挙集会。NNA撮影)

選挙管理委員会に相当するシンガポールの選挙局は18日、次期総選挙の選挙運動に関するガイドラインを発表した。新型コロナウイルスの感染が続く中で実施されることを想定し、大勢の人が集まる選挙集会の開催は禁止するほか、政見発表はテレビやインターネットを活用してもらう。

ガイドラインは、19日から始まる経済・社会活動の制限解除の第2期に総選挙が実施されることを想定した内容となっている。選挙集会のほか、集会所などで投票結果を待つ行為を禁止する。

立候補者が街中を歩いて市民に投票を訴えたり、戸別訪問したりする選挙運動については、5人以下のグループで活動することを求める。他のグループとは1メートル以上の間隔を空けることも義務付ける。マスク着用も徹底させる。

立候補者の演説や政見発表は、テレビやラジオ、インターネットなどに限定する。テレビの政見放送では、政府系放送会社メディアコープのチャンネル5で専門番組を組む。インターネットを使ったライブ配信では、政府が専用プラットフォームを提供する。

選挙期日は、リー・シェンロン首相が決定するとして明らかにしていない。

保健省が経済・社会活動の制限解除の第3期を対象にした感染予防対策を発表した際には、選挙ガイドラインを見直す予定だ。

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