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【カンボジア】倉庫需要が年初から減退、コロナの影響で[運輸](2020/06/05)

カンボジアで年初から、物流倉庫の需要が減退しているもようだ。世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大による移動規制などの影響で、物流網が停滞しているためという。プノンペン・ポスト(電子版)が3日伝えた。

米不動産会社ケラー・ウィリアムズをカンボジアでフランチャイズ展開する、KWカンボジアのセンソク区担当責任者は物流倉庫の需要縮小について、「新型コロナの拡大により世界各地で移動や輸送が制限され、倉庫の利用が減ったことが主な原因」と指摘。「にもかかわらずリース料金はほとんど下がってないため、需要は現在も低迷し続けている」と説明した。

一方でカンボジア不動産鑑定士・不動産業者協会(CVEAA)のチレク・ソクニム会長は、「物流倉庫のリースは長期契約のため、需要の減退はわずか」との考えを示した。

倉庫用の土地のリース料は、首都プノンペンと周辺の相場は1平方メートル当たり月0.5~2.5米ドル(約55~273円)で、大半のリース期間は5~10年。一方プノンペン市内で工場に近い好立地にある倉庫のリース料は同8~13米ドルが相場になっている。

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