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【タイ】CP、21年にカンボジアに7イレブン出店へ[商業](2020/05/08)

タイ大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループの傘下企業CPオールは7日、タイで展開するコンビニエンスストア「セブン―イレブン」のカンボジアにおけるマスターフランチャイズ契約に合意したと発表した。2021年内をめどにカンボジアの首都プノンペンでセブン―イレブンの営業を開始する。

タイ証券取引所(SET)への報告によると、CPオールの関連会社であるCPオール(カンボジア)は5日、カンボジアでセブン―イレブンを展開するためのマスターフランチャイズ契約について、セブン―イレブン・ジャパンの子会社で海外展開を担う米セブン―イレブン・インクと合意。契約期間は30年間で、20年間の期間延長の可能性があるという。

セブン―イレブン・ジャパンによると、カンボジアの店舗では、世界共通の飲料や菓子などとともに、地域の好みに合わせた即食性のあるフレッシュフードを展開する。また、タイで提供している銀行や請求書の支払い、配達などのサービスも予定している。

CPオール(カンボジア)は、CPオールの完全子会社アルブエラ・インターナショナルが100%出資している。当初資本金は5,000米ドル(約53万円)。

CPオールは、1989年にバンコクにセブン―イレブンのタイ1号店を開店して以降、2020年3月時点で約1万2,000店舗を展開し、日本(20年4月末時点で2万938店)に次ぐ店舗数となっている。20年にはインドでもセブン―イレブンの出店が計画されており、カンボジアの出店は世界19カ国・地域目となる。

タイの地元紙によると、CPオールは17年にセブン―イレブン・インクに、カンボジアとラオスにおける事業展開の意思を伝え、契約に向けた交渉を開始。19年7月には、マスターフランチャイズ契約の交渉期限である同年6月末までにまとまらなかったことから、期限を延長して交渉を続けることを明らかにしていた。ラオスでのマスターフランチャイズ契約の交渉について、セブン―イレブン・ジャパンを傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスの広報担当者は「弊社からは回答しかねる」と答えた。

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