【韓国】コロナ禍沈静で平常モードへ[社会](2020/05/07)

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新型コロナウイルス感染症が世界で猛威を振るう中、韓国は徹底した検査の実施や素早い対応が奏功して一足早く平常モードに戻りつつある。国内での新規感染者数は3日連続でゼロを記録。6日からは厳格な予防策「社会的距離をとる期間」から「日常生活でできる防疫措置」に緩和された。韓国政府は感染の再拡大を防ぐため、人の混雑を避けるなどの指針の順守を求めている。

「普段の生活」再開へ、ソウル市内の動物園=5日(共同)

「普段の生活」再開へ、ソウル市内の動物園=5日(共同)

韓国保健福祉省傘下の疾病管理本部は6日、新型コロナの感染者数が同日午前0時時点で前日から2人増え、1万806人になったと発表した。2人ともが海外からの入国時に検疫で確認された患者で、国内での新規感染者は3日連続でゼロだった。

感染者数は、新興宗教団体の大規模感染が発生した大邱市が6,856人と全国で最も多いが、4月に入ってから感染者が急減。最大都市のソウル市も、3月にコールセンターで集団感染があるなどオーバーシュート(爆発的患者急増)の懸念が強まったが、感染抑制に成功して637人にとどまっている。

韓国の感染ピークは2月29日で813人の新規感染が確認された。ただ、3月中旬以降は新たな感染者数が100人台まで低下してピークアウトに向かい、4月中旬以降は10人を下回る日が増え、収束の気配が漂っていた。

■登校再開やプロ野球開幕

事態の収束を受け、手洗いや消毒、人の混雑を避けるなどを徹底すれば防疫上の問題はないとして、6日からは社会が「普通の生活」を再開できるよう指針を見直した。

オンライン授業を行っている学校は、13日から段階的に通常の登校が再開される。公式戦が延期されていた韓国プロ野球も5日に無観客試合で開幕を迎えるなど、日常を取り戻しつつある。

■消費は自粛による反動増

人の動きも活発になり始めている。特に4月末から5月上旬の飛び石連休期間中は、ショッピングを楽しむ人の姿が増えた。

ロッテ百貨店は、4月30日~5月5日までの売上高が前年の連休期間(5月1日~6日)に比べて3.2%増加。新世界百貨店と現代百貨店もそれぞれ同7.5%増、同2.6%増と伸びた。これまで新型コロナで外出できなかった消費者が販売店に押し寄せる反動増が出た。

■政府は「気の緩み」警戒

一方、予防策を怠る人も増えている。商業地域や観光地などでは混雑が激しく、マスクを外す人の姿も目立った。丁世均(チョン・セギュン)首相は6日「多くの専門家が新型コロナの再流行の可能性を警告している。日常生活で距離を確保する指針を守り、それぞれが今後のリスクに備えて防疫を強化する必要があると」と話した。

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