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【インドネシア】エアアジア、マレーシア路線を18日に再開[運輸](2020/05/05)

マレーシア系格安航空会社(LCC)のエアアジア・インドネシアは4日、マレーシア路線の運航を18日に再開すると発表した。当面は、クアラルンプール―東ジャワ州スラバヤ、ジョホールバル―スラバヤの2路線だけに限定して運航する。

両路線とも毎日運航。クアラルンプール便は初日は1日4往復、19日以降は同6往復、ジョホールバル便は1日1往復となる。

エアアジア・インドネシアは4月1日から、旅客定期便の運航を停止している。フェラニタ社長は4日の会見で、「マレーシアは新型コロナウイルス感染者数が減少の兆しを見せ始めたことから決断した」と説明した。国内線については、政府の規制と今後の情勢を見極めながら再開時期を検討すると述べた。

旅客の減少に伴い、貨物機やチャーター便に注力している。現在、貨物とチャーター便には10機を使用。新型コロナ感染拡大の前は28機を使用していた。

2日には、スラバヤから香港行きの貨物チャーター便を運航した。使用機材はエアバス320で、貨物搭載能力は11トン。旅客機の客室と貨物室の両方を使用した。

それでもコロナ禍の影響で大幅な減収は免れない。フェラニタ社長は報酬を5割削減した。経営陣と従業員からも報酬や給料削減について合意を得たと話している。

エアアジア・インドネシアは旅客減少で貨物便とチャーター便を強化している。2日にはスラバヤ―香港間の貨物チャーター便を運航した(同社提供)

エアアジア・インドネシアは旅客減少で貨物便とチャーター便を強化している。2日にはスラバヤ―香港間の貨物チャーター便を運航した(同社提供)

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