【台湾】台湾プロ野球、近く球場への集客開始か[社会](2020/05/05)
台湾衛生福利部(衛生省)の中央流行疫情指揮中心の陳宗彦副指揮官は3日、現在無観客で試合を実施している台湾プロ野球について、観客の入場を許可する方向で検討を進めていると明らかにした。初期段階では、観客数の上限を250人とする方針。4日付中国時報が伝えた。
陳副指揮官は、台湾の新型コロナウイルス感染症の拡大状況が直近で落ち着いてきていることから、スポーツや文化・芸術イベント、飲食業などへの制約を今後段階的に緩和していく方針を示した。
手始めに台湾プロ野球の集客を許可する計画。初期段階では観客の上限人数を250人とするほか、観客と選手やスタッフを合わせた球場にいる人数を500人以下とする制限も設ける見通し。
陳副指揮官によると、台湾プロ野球団体の中華職業棒球大聯盟(CPBL)からは、既に集客開始に向けた詳細な計画書を受け取っているという。
台湾プロ野球は今年、新型コロナウイルスのまん延を受け、当初の開幕予定日(3月14日)から約1カ月遅れとなる4月12日に開幕。集団感染を防ぐため、開幕当初から無観客で試合を実施している。