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【ミャンマー】外出禁止令違反者などに禁錮刑、全国各地で[社会](2020/04/30)

ミャンマーの各地で、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策の一環として出されている夜間外出禁止令や、感染症予防管理法の違反者に禁錮刑が言い渡されている。電子メディアのイラワジが28日伝えた。

中部エヤワディ管区では23日、夜間外出禁止令に違反したとして24人に1カ月の禁錮刑が科された。北西部ザガイン管区カレーミョ(カレー)郡区でも27日、同命令違反で男性12人に1カ月の禁錮刑が言い渡された。地元警察は13人を拘束したが、1人は未成年だったため帰宅させたという。

エヤワディ管区ではこのほか、イェチ(Yekyi)郡区で26日、感染症予防管理法に違反したとして7人に禁錮1カ月が言い渡された。うち3人は首都ネピドーの報道記者。7人は労働者13人をネピドーから最大都市ヤンゴンへ輸送しようとしていたもよう。救急車のライトを付けた自家用車で労働者らが乗ったトラックを先導していたところを、同郡区内で拘束された。当局は「5人以上の集まりを禁止した命令に違反した」と説明している。

東部モン州のイェ郡区でも同法違反で、男性1人に3カ月の禁錮刑が科された。男性は7日にタイから帰国し、隔離施設に入居。18日に施設内に設置されたテーブルを壊すなどして暴れたため、責任者が警察に通報したという。

ミャンマーでは多くの管区・州で、午後10時~午前4時の外出が禁止されている。また海外から帰国した出稼ぎ労働者には、隔離施設での21日間の隔離が義務付けられている。

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