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【インド】日系コンビニ、デリーなど2都市で配達開始[商業](2020/04/29)

インパクトホールディングス(東京都渋谷区)は28日、インド企業と合弁で現地展開するコンビニエンスストア「コーヒー・デー・エッセンシャルズ」で配達サービスを始めたと発表した。デリーの全7店舗と南部ベンガルール(バンガロール)の6店舗が対象となり、生活必需品など約1,300品目を配達する。

コーヒー・デーは17日、配達サービスアプリを運営する「ダンゾー(Dunzo)」と提携し、商品の配達を始めた。配達範囲は、各店舗から半径約2キロ以内。利用者がアプリで営業中の店舗に注文すると、ダンゾーの配達員が商品を集荷し、最短約30分で届ける。配送料は店から届け先までの距離によって異なるが、数十ルピー(1ルピー=約1.4円)程度という。

インパクトの広報担当者はNNAに対し、「ロックダウン(都市封鎖)中のインドでは、営業を認められている生活必需品を扱う店舗や薬局であっても、現地警察の判断によって閉じている店舗が多くある」と説明。新サービスで「消費者が便利に買い物できるよう支援するとともに、外出制限で客足が減った分を補いたい」と話した。

現在、1日当たり約数十件の注文が入っており、売上高の3分の1を占める店もあるという。徒歩圏外の住民からの注文も多いため、対応店舗数を拡大する準備を進めている。

都市封鎖の解除後も当面、配達サービスを続ける方針で、今夏をめどに自社アプリによる配達・集荷サービスも始める予定。

インパクトはインド国内で43店舗を展開する。営業を一時停止していたデリーの全7店舗と、バンガロールの33店舗(全36店舗)は、4月2日以降、短時間営業を順次再開した。

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