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【タイ】3月の外国人旅行者76%減、コロナ影響顕著[観光](2020/04/24)

タイ観光・スポーツ省は22日、2020年3月にタイを訪れた外国人旅行者数が前年同月比76.4%減の81万9,429人だったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による渡航・入国規制の影響が顕著となった。前年同月に全体の約3割を占めた中国からの旅行者が94.2%減少したほか、上位の国・地域が軒並み2桁のマイナスとなった。

外国人旅行者を国・地域別に見ると、ロシアが39.7%減の11万7,355人に落ち込んだものの、最も多かった。全体の14.3%を占めた。2位のマレーシアは70.2%減の9万4,813人、3位のラオスは38.0%減の8万6,025人にそれぞれ落ち込んだ。中国は94.2%減の5万6,852人で4位。日本は83.2%減の2万6,456人だった。

1~3月の外国人旅行者数は、前年同期比38.0%減の669万1,574人だった。タイ国政府観光庁(TAT)は先週、20年通年の外国人旅行者の見通しを当初の4,000万人から1,600万人に下方修正した。

■観光収入も78%減

3月の外国人旅行者の観光収入は、前年同月比77.6%減の395億バーツ(約1,316億円)に落ち込んだ。国・地域別では、ロシアが41.0%減の78億バーツに落ち込んだものの首位。以下、英国が60.7%減の30億バーツ、ドイツが59.1%減の26億バーツ、フランスが55.9%減の22億バーツで続いた。通常、上位3位にランクインする中国は95.8%減、マレーシアは74.5%減で、それぞれ21億バーツとなった。

1~3月の観光収入は、前年同期比40.4%減の3,320億バーツだった。

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