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【シンガポール】3月入国者24万人、SARS以来の低水準[観光](2020/04/30)

2020年3月にシンガポールを訪れた外国人の数は23万9,885人となり、重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した03年5月の約18万人以来、約17年ぶりの低水準に落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染対策として入国制限を強化したことなどが背景にある。

シンガポール政府観光局(STB)が発表した観光統計によると、3月の入国者数は、前年同月比85%減少した。前月比でも67%減と低迷した。

全地域からの入国者が減少する中、特に中国からが前年同月比98%減の8,408人と激減した。シンガポール政府は2月、中国からの入国に真っ先に制限をかけていた。

3月のホテルの稼働率は40.3%に落ち込んだ。10年以降、稼働率は平均85%で推移していたが、2月に50.7%まで低下し、3月はさらに悪化した。

1部屋当たりの宿泊料金は平均171.5Sドル(約1万2,900円)で、前年同月の水準から2割低下した。客室1室当たりの売上高(RevPAR)は69Sドルとなり、STBがデータを公表している08年1月以降で初めて2桁台に落ち込み、最低水準を記録した。

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