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【マレーシア】活動制限令第3期の操業許可申請、5.6万件超[経済](2020/04/21)

マレーシアのアズミン・アリ貿易産業相は19日、今月28日までの活動制限令「フェーズ3」の期間中の操業許可申請を同日までに5万6,000件以上、受理したと明らかにした。うち3,000件は科学・技術・革新省が管轄する研究・開発(R&D)分野の案件という。承認や保留、却下などの内訳には触れなかった。20日付ニュー・ストレーツ・タイムズなどが伝えた。

アズミン氏によると、貿易産業省傘下のマレーシア投資開発庁(MIDA)のほか、科学・技術・革新省、国内消費・取引省からも職員を動員し、24時間体制で審査を行っている。同氏は「(活動制限令下では勤務できる人員は限られるため)60人に満たない人員で、フェーズ3の期間内に審査を終わらせなくてはならない」と述べた。

申請は、新たな承認システム「新型コロナウイルス感染症インテリジェント・マネジメント・システム2.0(CIMS2.0)」を通じて受け付けており、承認された企業にはQRコード付きの操業許可証が発行される。フェーズ3では新たに、自動車産業(完成車・部品の輸出、アフターサービス関連のみ)や航空宇宙産業、機械・機器産業、建設業、R&Dを含む科学・専門・技術サービスなどの操業が認められた。

アズミン氏はまた、「(企業の操業再開で)MIDAと保健省との協力関係は特に重要となる。MIDAは新たな決定を下す際、保健省に意見を求めている」とコメント。「保健省、国家安全保障会議(NSC)と連携し、経済活動再開の道筋を立てていく」と述べた。

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