【シンガポール】明治、乳業オーストアジアに280億円出資[食品](2020/04/17)

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中国山東省にあるオーストアジア泰安牧場(明治提供)

中国山東省にあるオーストアジア泰安牧場(明治提供)

明治は、中国で牧場を運営するシンガポールの乳業大手オーストアジア・インベストメント・ホールディングスに2億5,440万米ドル(約280億円)を出資する。明治による他社への出資額としては過去最大。中国で生乳を安定的に調達し、同国で拡大が見込まれる乳製品需要に対応する。

オーストアジアの親会社で、東南アジアで飼料や畜産事業を展開するジャプファと15日に株式譲渡契約を締結した。7月にオーストアジア株の25%を取得し、持ち分法適用会社とする。

オーストアジアは2009年設立。中国の山東省や内モンゴル自治区などで計7つの牧場を運営しており、1日当たりの生乳生産量は1,000トン以上。自社ブランド「グリーンフィールド」として展開するほか、英国系コーヒーチェーン「コスタ・コーヒー」などに供給する。19年度の売上高は3億8,000万米ドルだ。

明治は15年からオーストアジアの生乳を調達している。広報担当者は「オーストアジアの生乳は生産性が高く、乳牛1頭当たりの1日分の乳量が約34キログラムと、日本の乳牛の平均約10キログラムを上回る」と説明した。

明治乳業(蘇州)の既存工場の生産ライン拡充や、天津工場の新設などで生産体制を強化するとともに、主要な調達先であるオーストアジアに出資することで安定的な体制を整えたと付け加えた。

明治は中国の乳製品売上高を、18年の4億5,000万元(約69億円)から、23年に2倍、26年に4倍に引き上げる目標という。

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