【タイ】高架鉄道の3月利用客数、過去最大の45%減[運輸](2020/04/17)
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タイのバンコク銀行傘下の資産運用会社BBLアセット・マネジメント(BBLAM)は15日、首都バンコクの高架鉄道(BTS)の2020年3月の利用者数が前年同月比45.2%減の1,170万人だったと発表した。1999年12月のBTS開業以降で最大の減少率を記録した。新型コロナウイルス感染症の対策によって市民の外出が大きく減っていることが原因。
タイ証券取引所(SET)への報告によると、1月の利用者数は0.2%増の2,080万人と前年同月を上回ったが、社会への新型コロナの影響が顕著になり始めた2月には5.7%減の1,790万人と1年ぶりに前年割れに転じた。
3月には首都圏で商業施設や娯楽施設、学校などの閉鎖が始まり、企業が在宅勤務を導入し始めたことで通勤客も減り、同月は45.2%減と過去最大の減少率を記録した。20年1~3月の利用者数は前年同期比17.5%減の5,040万人だった。
BBLAMは、BTSの運賃収入を証券化して設立したインフラファンドを運営している。