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【インドネシア】首都圏の通勤鉄道、乗客35%制限で継続[運輸](2020/04/20)

インドネシア運輸省鉄道局は18日、ジャカルタ首都圏の通勤鉄道を含む鉄道について、運行を継続する方針を表明した。都市部の路線では乗車人数を定員の最大35%までに制限するなどで対応する。人の移動などを制限する「大規模な社会的制限(PSBB)」を発動した自治体首長が先に、鉄道の運行停止を求めていたが却下した。

ズルフィクリ鉄道局長は、乗客制限の具体例として「都市間を結ぶ長距離鉄道は、乗車人数を座席数の最大65%に制限」「ローカル電車、空港鉄道は、座席数の最大50%に制限し、立って乗車することは認めない」と規定した。

PSBBを発動したジャカルタ首都圏の通勤電車についても、乗客同士の間隔を空けるための乗車制限と、これを適用、監視するために職員を配置すると指摘。衛生基準を順守した上で、運行時間を制限すると説明した。

ジャカルタ特別州では10日に、首都圏の一部である西ジャワ州の5地域では15日に、バンテン州の3地域では18日に、それぞれPSBBを施行した。ジャカルタ特別州のアニス知事や、西ジャワ州のリドワン・カミル知事、同州ボゴール県のアデ・ヤシン知事らは先に、PSBB下では鉄道の運行を停止するよう要請していた。

ジャカルタでPSBBが発動された後も、通勤鉄道の車内には乗客の姿が見られる(アンタラ通信)

ジャカルタでPSBBが発動された後も、通勤鉄道の車内には乗客の姿が見られる(アンタラ通信)

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