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【インド】ITベンチャーGOLDEX、印同業と合弁[IT](2020/04/14)

暗号資産(仮想通貨)の基盤技術であるブロックチェーンのシステム開発などを手掛けるベンチャー企業、GOLDEX(東京都品川区)は、インドのIT企業パース・インフォシステムズと、6月に北部ハリヤナ州グルガオンで合弁会社を設立する。同国の仮想通貨取引所やマイクロファイナンス(小口金融)向けに技術を売り込み、初年度にインドで売上高6,000万米ドル(約65億円)を目指す。

8日の発表によると、新会社「GOLDEX・パース・クリプト」を設立する。資本金は100万米ドルで、出資比率はGOLDEXが47.5%、パースが49.5%、日本人の個人投資家が3%。

パース・インフォシステムズが展開する、ネットを通じて個人同士の金銭のやり取りを仲介する「P2P」(ピア・ツー・ピア)サービスに、GOLDEXの分散型取引所の技術を導入するほか、仮想通貨を利用した小口金融アプリも共同開発する。

GOLDEXの坂本和也社長は13日、NNAに対し「インドでは、中央銀行であるインド準備銀行(RBI)が仮想通貨の取引を禁止したことに対し、3月4日に違憲判決が下され、仮想通貨の取引が事実上、解禁状態になった」と説明。今後に仮想通貨取引の増加が見込まれ、先行者利益を享受できるとの見方を示した。

パース・インフォシステムズは2006年の設立で、グルガオンに本社を置く。ソフトウエア開発やウェブサイトのデザインなどを手掛けている。

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