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【シンガポール】240超の職場・店舗に閉鎖命令、規定違反で[経済](2020/04/13)

客同士の間隔を空ける規定に違反したとして閉店を命じられたバブルティー店「プレーメード・バイ・丸作」(シンガポール企業庁提供)

客同士の間隔を空ける規定に違反したとして閉店を命じられたバブルティー店「プレーメード・バイ・丸作」(シンガポール企業庁提供)

シンガポール政府は、9日までに240カ所を超える職場や店舗に閉鎖命令を下した。新型コロナウイルス感染症の予防策として実施しているサーキットブレーカーの期間中、規定に違反して営業したためだ。

サーキットブレーカーの期間中は、生活に不可欠な業種以外の職場での勤務、店舗の営業を禁じている。営業できる店舗でも、客同士の間隔を1メートル以上空けるなどソーシャルディスタンシング(他人との接触機会を減らすこと)の徹底を義務付けている。

シンガポール企業庁(エンタープライズ・シンガポール)とシンガポール政府観光局(STB)は、8~9日にかけて共同で取り締まりを実施。85カ所の職場・店舗に閉鎖を命じた。

北東部プンゴールの商業施設ウオーターウエー・ポイントにあるバブルティー(タピオカ入り茶飲料)店「プレーメード・バイ・丸作」には、1,000Sドル(約8万円)の罰金支払いを命じた。度重なる警告にもかかわらず客同士の間隔を空ける措置を取らなかったためという。

一方で、環境・水資源省は9日までに、公営住宅(HDBフラット)街にあり、生活に不可欠な商品・サービス以外を提供する小売店158店に閉店を命じた。大半は日用品を扱う店舗だった。

住宅開発庁(HDB)は7日以降、ソーシャルディスタンシングを促すため、公営住宅街で同様の店舗約7,000店に閉店を命じていた。

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